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通信制高校とは?

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2021年
おすすめの通信高校3選

1. 第一学院高等学校

進学・進路に関するサポート力

引用元(第一学院高等学校):https://www.daiichigakuin.ed.jp/

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2. クラーク記念国際高等学校

難関大学を目指すなら

引用元(クラーク記念国際高等学校):https://www.clark.ed.jp/

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3. N高等学校

ITに強い授業内容

引用元(N高等学校):https://nnn.ed.jp/

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こちらでは通信制高校の学校形態と特徴、高校を選ぶポイント、通信制高校の仕組みについて紹介します。

通信制高校とは夢を見つけ目標を見いだせる高校

通信制高校に入学、転入、編入しようと考えている方は様々な状況や事情があると思いますが、まずはしっかりと未来のことを見つめていかなくてはなりません。

一度フェードアウト気味になってしまうと世間的には「はみだし者」というレッテルを貼られがちですが、自分に合った学業スタイルを選ぶことができる通信制高校は自分を活かせる高校なので将来の目的にも近づきやすいですし、何より自分のために使える時間が多く手に入るので自分磨きの時間もタップリあります。

社会人の方へ

高卒資格を取得したい社会人の方には、通信制高校がオススメです。社会人向けに考えられたカリキュラムが用意されています。ラジオやインターネットを用いて自宅で授業を進めたり、長期の休みを利用してスクーリングを行ったりと、自分のペースで勉強することが可能です。多くの学校では、必要な単位数を満たせば卒業できる「単位制」を採用しています。

通信制高校を検討する際には、高卒資格を取得する目的を明らかにしておきましょう。高卒以上対象の求人に応募する場合や最終学歴を高卒にしたいといった方には、通信制高校が適しています。

社会人の方に伝えたいポイントは?

親御さんへ

お子さんが不登校になってしまった、あるいは高校を中退してしまったが、高校は卒業しておいて欲しいと考える親御さんは、通信制高校を検討してみてください。通信制高校なら自分のスタイルや自分のペースで勉強を進めたり、趣味やお稽古事と両立させたりすることができます。

解決策や選択肢を子どもだけで探すのは難しいため、親御さんの方から働きかけましょう。資料集めをした上で、お子さんを連れて学校見学や、担当者の方と面談などを行って、お子さんが自分に合った通信制高校を選択できるよう、サポートすることが大切です。

親御さんに伝えたいポイントは?

中学生の方へ

「このまま全日制の高校に進むしかないのかな」と不安に思っている中学生の方は、通信制高校という選択肢があることを知ってください。人間関係や部活動、校則、授業の進み方など、みんなと一緒に学校へ通うことへの悩みは尽きないですよね。

通信制高校なら、自分のペースと学び方で高校を卒業することが可能です。普段は通信で勉強し、年数回スクーリング授業を受けることで卒業に必要な単位を取得します。親御さんと話し合うときには、親御さんの意見もよく聞いた上で、通信制高校に通うメリットを伝えるようにするとよいでしょう。

中学生の方に伝えたいポイントは?

高校生・高校中退の方へ

今通っている高校を辞めようか悩んでいる、または高校を中退してしまったという場合でも、すでに取得した単位を通信制高校に引き継ぐことができますよ。単位を引き継ぐには、通信制高校に通う前の高校に連絡して、成績と修得単位を証明する書類を作成してもらってください。証明書類を通信制高校への入学願書とともに提出するだけなので、手続きは簡単です。

通信制高校なら1日1時間ほどの勉強で卒業に必要な単位を取得できるため、アルバイトとも両立できます。高校卒業資格があれば、将来、大学進学を検討することも可能になるでしょう。

高校生・高校中退の方に伝えたいポイントは?

通信制高校の仕組み

通信制高校は通信によって単位を取得する単位制高校です。

学校から与えられた課題に対するレポートを提出することを繰り返して学習を進めていく自主的な学習が基本スタイルで、そのほか実際に学校に通って体育などの授業を受けたりするスクーリングと卒業条件を満たすための単位を取得する単位認定試験が義務付けられています。以前は学校に行って試験を受けていましたが、インターネットの普及により最近ではウェブ上で試験を受けられる学校も増えてきています。

授業内容

入学して1年間は中学校の復習を行い、しっかり基礎を固めるような授業内容を採用している通信制高校が多いです。2年目から、高校の勉強の基礎部分を始めます。通信制高校では、高校の授業は基礎部分しか行わないことがほとんどなので、大学進学を考える方は、独学や塾、予備校などで補わなければなりません。

そのほか、IT講座や英語によるコミュニケーション講座を受けられるコース、進学塾の授業内容を追加できるコース、スポーツトレーニングや芸能レッスンを受けられるコースなど、通信制高校によって開設しているコースはさまざまです。

通信制高校での授業内容を知りたい!

学費や諸経費

通信制高校の学費は、全日制高校の学費よりも安いです。さらに、公立の通信制高校の方が、私立の通信制高校よりも学費が安くなっています。

公立の通信制高校は、入学金500円で、授業料が年間1万円~3万円、諸費用は年間3万円くらいです。私立の通信制高校は、入学金2万円~5万円で、授業料が年間18万円以上、諸費用は年間3万円程度。私立の方が学費は高いのですが、サポートが充実していて卒業率も高い点がメリットです。また、通信制高校を卒業するためにサポート校を利用する場合、初年度納入金で50~100万円ほどかかります。

通信制高校にかかる費用が知りたい!

単位取得の方法

通信制高校では、多くの学校で「単位制」が取り入れられています。単位制とは、決められた学習量をこなして単位を取得し、試験で一定以上の成績をとれば卒業できるという仕組みです。レポートの提出とスクーリングによって、単位を取得します。基本的なスクーリング日数は、年間20日間程度です。国語や数学、社会などと比較して、体育や芸術のスクーリング回数は多く設定されています。

単位制には留年がなく、自分のペースで勉強を進めることが可能です。ただし、卒業するためにはしっかりした計画とスケジュール管理が大切になります。

通信制高校での単位取得方法が知りたい!

卒業までの流れ

通信制高校を卒業するには、レポート提出とスクーリング、テストによって卒業に必要な単位を取得する必要があります。スクーリングとは、学校で授業を受けることです。年5日程度の合宿に参加する方法や、週1〜5日通学する方法など、各学校でスタイルが異なります。

入学時期は4月と10月が一般的です。学園祭や遠足、修学旅行などの年間行事も行われます。入学から3〜4年かけて単位を取得していきますが、スケジュール管理は難しいので、先生とよく相談して勉強を進めるとよいでしょう。卒業できた場合、最終学歴は「高校卒業」になります。

通信制高校を卒業するまでの流れを知りたい!

大学への進学

大学への進学において、卒業した高校が通信制だということが不利になることは全くありません。卒業証明書に記載されるのは高校名のみで、大学側は通信制かどうか分かり得ないのです。全日制と同じく、AO入試や推薦入試も受験することが可能です。

大学への進学率は、全日制が54.4%なのに対して通信制は16.7%なので、不利ではないかと感じてしまうのでしょう。確かに、通信制高校の授業の内容では大学の受験のためには足りず、一緒に入試を乗り越える仲間も作りにくいです。大学へ進学するには、自分で受験対策を行うことが必要になります。

参照元:文部科学省:高等学校教育の現状(PDF)

大学への進学について知りたい!

全日制・定時制との比較

通信制高校は、全日制・定時制とさまざまな点で異なっています。毎日通学しなくてもよいことや、授業を受ける時間が自由であること、勉強のペースを自分で決めれることといった特徴があります。主なメリットは、学習スタイルが多様なこと、自由時間が増えること、留年がないことの3つです。

一方デメリットもあり、スケジュールを自分で管理しなければならないこと、大学進学には勉強が足りないこと、友人や先生と過ごす時間が少ないことなどが挙げられます。デメリットを解消するには、各通信制高校のサポート内容をよく調べてから選択するとよいでしょう。

全日制・定時制との違いを知りたい!

通信制高校での生活

通信制高校での生活は、全日制高校とは違った特色やメリットがあります。より専門性の高い授業やサポートを提供している学校があるので、通信制高校での学習で身につけたスキルをキャリア形成に活かすことが可能です。

単位取得に必要な時間は1日に30分〜1時間程度で、自由に使える時間も増えるため、勉強とお稽古事やアルバイトを両立させることもできます。強制参加の行事もありませんので、対人関係に悩んでいる方にもオススメです。

専門コースで技能を磨く

卒業後の進路を見据えたカリキュラムを組んでいる通信制高校が増えているため、各高校の特色をよく調べてみましょう。職業体験やキャリア教育を通じて、将来に役立つスキルを身につけられるような授業も実施されています。

また、美容師資格や調理師免許、医療事務などの資格取得をサポートする学校や、系列の専門学校や大学と連携して専門的な授業を行う学校も。提携校がある通信制高校では、専門学校への推薦が受けられたり、学費面で優遇されたりすることもあります。通信制高校で専門的なスキルを磨くことで、将来の選択肢が広がるでしょう。

通信制高校の専門コースを知りたい!

自由な時間を活かす

全日制高校への通学と比較して、通信制高校での生活は、自由な時間が圧倒的に増えます。高校の卒業資格を取得することが目的ならば、1日に30分〜1時間くらい勉強すれば十分だからです。

集団生活に合わない方や、健康上の理由で全日制高校に通うことが難しい方、勉強と趣味やアルバイトを両立させたい方などにピッタリ。全日制高校の授業ペースが遅く、受験勉強に専念したい方にも適しています。集団生活に合わない方や、健康上の理由で全日制高校に通うことが難しい方、勉強と趣味やアルバイトを両立させたい方などにピッタリ。全日制高校の授業ペースが遅く、受験勉強に専念したい方にも適しています。コーチング手法を取り入れている通信制高校では、学習計画を立てるときにはその道のプロがプライベートコーチとなって、生徒1人ひとりをサポートしてくれる学校が多いため安心です。

通信制高校での自由時間の活用を知りたい!

集団行動にとらわれない

通信制高校では、全日制高校と比べて集団行動をする機会がグッと減ります。対人関係を苦痛に感じている方でも、無理なく学習できるでしょう。対人恐怖症や緊張症、視線恐怖症などを発症するのは、特に10代半ばから20代前半の女子に多いと言われています。このような症状を改善・克服するには、根本的な原因を解消しなければなりません。

通信制高校の行事は自由参加なので、集団行動を強いられることは原則ありません。同じような境遇の学生と出会えて意外と楽しかったという意見もあるので、お試しで参加してみるのもよいかもしれません。

通信制高校での集団行動を知りたい!

通信制高校に関して気になるポイント

通信制高校では、自分のペースや学習方法で勉強できるというメリットがある一方で、スケジュール管理をしながら卒業までやり遂げることが難しいというデメリットもあります。通信制高校への進学を考える際には、進学する目的を明確にしておくことが大切です。

大学や専門学校への進学のためなのか、資格試験を受験するためなのか、より条件のよい企業に就職するためなのかなどを整理した上で、目的に合った通信制高校を検討するとよいでしょう。

高卒資格を取得する

全日制高校を卒業する以外に、高校卒業の資格を取得する方法には、「通信制高校を卒業する」「定時制高校を卒業する」の2つの方法があります。昼間に仕事をする必要性がない方には、通信制高校がオススメです。自分に合ったペースと学習方法で勉強できるというメリットがあります。

専門学校や大学に進学するためには高卒資格が必要です。就職活動をしていても、最終学歴が「高卒以上」の人を募集している企業が多いでしょう。また、宅建士や行政書士、ネイリストやインテリアコーディネーターなどの資格受験のためにも、高卒資格が必要になります。

高卒資格の取得方法を知りたい!

高卒と高認の違い

高卒とは、全日制・定時制・通信制のいずれかの高校を卒業すると与えられる資格です。高校の卒業には、「3年以上在籍する」「3年間で74単位以上を取得する」「3年間で体育祭や生徒会活動などの活動に30時間以上参加する」という3つの条件を満たす必要があります。

一方高認(高等学校卒業程度認定試験)とは、高校卒業と同等以上の学力があると認めるための試験です。ただし、高認に合格しただけで大学などへ進学しなければ、最終学歴は「中学卒業」となります。高卒資格を得たいのか高認で足りるのかは、目的に合わせて検討しましょう。

高卒と高認の違いを知りたい!

高卒と大卒の年収差

高卒と大卒の年収差は平均して約170万円です。大卒男子の年収が648万1,600円なのに対し、高卒男子の年収は458万5,100円。大卒女子の年収が443万4,600円なのに対し、高卒女子の年収は294万2,300円です。生涯年収では、男子は6,000万円、女子は7,000万円以上の差が生じます。

ただし、全日制高校と通信制高校では、最終学歴が「高校卒業」という点で同じです。そのため、年収には大差がないと考えられます。将来のことを考えると、通信制高校も検討し、高卒資格を取得しておくとよいのではないでしょうか。

高卒と大卒の年収差を知りたい!

中卒で迎える社会人人生

中卒のままでいると、人生の選択肢が狭まってしまうことが多々あります。大学や専門学校を受験するためには、高校卒業資格が必要です。就職活動においても、多くの企業が応募者の学歴を「高卒以上」と制限しています。就職できたとしても、正社員登用などで比較されるときに、中卒が有利になることはほぼないでしょう。

現代の高校進学率は高く、高校を卒業していることが当たり前と考えられています。中卒や高校中退のままでは、世間的なイメージもよくありません。仕事だけでなく私生活のためにも、高卒資格は取得しておいた方がよいでしょう。

中卒で迎える社会人人生について知りたい!

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