集団行動にとらわれない
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こちらでは通信制高校には自分と近しい境遇の学生が多いので、近接した関わり合いも少なく、無理をする必要が無いことなどについて説明します。
対人関係に苦痛を感じる
人前で話したり、人前で何かしたりする時に異常に緊張してしまうことを対人恐怖症、緊張症、人が自分をどう見ているのか過度に気になって恐怖を感じてしまうことを視線恐怖症といいます。
年齢には関係なく発症しますが特に10代半ばから20代前半の女子に多くみられます。自意識が高くなる思春期は周囲の視線が気になり自分の容姿や言動などが必要以上に気になって精神的に疲れてしまい不登校になる生徒も多いようです。
症状が軽度であればあまり問題ではないのですが、だんだんエスカレートしていくと妄想だけがふくらんでしまい、自分をおいつめるようになって、うつ病やパニック障害を引き起こすこともあります。
悪化すると社会生活を送る上で深刻な障害となることもあるので、そうなる前に早めに対処する必要があります。
改善/克服するために
人と接するのが苦手で会話する時に緊張する
対人恐怖症、緊張症で対人関係に苦痛を感じてしまい不登校になったりした場合には、カウンセラーに相談するなどの対処が必要ですが、まず根本的な原因を取り除かなくてはなりません。
これまで通っていた高校に問題があるのであれば通信制高校に転校するというのも良い方法です。
通信制高校は全日制と違って、自分のペース、自分のスタイルに合わせて無理なく学習することができます。自分の都合のよい時間に勉強し、それ以外の時間を自分の好きなことに使うことで気持ち的にも余裕が出て穏やかな気分になり、対人恐怖症や緊張症も改善・克服できることが期待できます。
自分優先で無理なく通学
全日制高校では全員参加を強いられる学校行事に出るのが苦痛だったが通信制高校にもイベントや行事があるので参加できるかどうか不安だという人もいます。
通信制高校は全日制と違って参加を強いられることはなく、あくまで自由参加となっています。人と関わるのが苦手な人は無理して参加する必要はないのでマイペースな学校生活を送ることができます。
しかし興味があるので一度参加してみたら、同じような境遇の友達と意気投合して意外と楽しかったという生徒もいるので、一度くらいは覗いてみるのもいいかもしれません。
通信制高校で開催されるイベントや行事は学校によって様々です。体育祭、文化祭は基本的に実施されますが、他にもハイキング、パソコン教室、テーマパークへの遠足、海外旅行、スキー、芸術鑑賞会など多彩なイベントが開催されています。