不登校経験があっても安心して通える通信制高校をタイプ別で紹介
公開日:|更新日:
2021年
おすすめの通信高校3選
1. 第一学院高等学校
進学・進路に関するサポート力

引用元(第一学院高等学校):https://www.daiichigakuin.ed.jp/
2. クラーク記念国際高等学校
難関大学を目指すなら

引用元(クラーク記念国際高等学校):https://www.clark.ed.jp/
3. N高等学校
ITに強い授業内容

引用元(N高等学校):https://nnn.ed.jp/
以下では、いじめ防止基本方針を公開していてスクールカウンセラーを置いている広域通信制高校をピックアップ。それぞれの学校の特徴をご紹介します。(※調査日時:2021年6月時点)
友人関係、あるいは教師との関係についての悩みがある方におすすめ
第一学院高等学校
第一学院高等学校では在校生のピアサポーターがイベントに一緒に参加してくれるので、友達づくりが苦手・馴染めない方などにおすすめです。また、教職員を「先生」ではなく「フェロー」と呼んでおり、上下関係を作らず、同志、仲間として生徒さんと接しているため、分け隔てのない環境を作ることを大切にしています。

(https://www.daiichigakuin.ed.jp/openschool4//)
第一学院高等学校の特徴
学校の特徴 |
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第一学院高等学校の口コミ・評判
中学生の頃は、友だちづくりや部活に疲れてしまって、フリースクールに通っていました。「この先どうなるのかな?」と将来に対する不安を感じていたところ、先輩を通して「通信制高校」というものがあることを知りました。>>公式サイトで続きを見る
引用元:第一学院高等学校公式サイト https://www.daiichigakuin.ed.jp/student_voice/yuki_sagisaka/
私は、中学1年生の秋頃から不登校になり、2年生の冬頃からフリースクールに通っていました。不登校になっちゃったのは友達との人間関係から。なので、学校の雰囲気と「私に合っているかどうか」はとても重要だったんです。>>公式サイトで続きを見る
引用元:第一学院高等学校公式サイト https://www.daiichigakuin.ed.jp/student_voice/mirai_kanda/
以前は県立の高校に通っていましたが、大会で何週間か海外に行った後、高校に行けなくなってしまったんです。 その時は家族には心配かけました。いろいろ相談して、ホームページも見て、将来のことも大切だから、「しっかりしていそう」と感じた第一学院高校に転校することにしました。 第一学院では担任の先生が「競技に集中できるように」ってサポートしてくれて、今は安心して高校生活が送れています。>>公式サイトで続きを見る
引用元:第一学院高等学校公式サイト https://www.daiichigakuin.ed.jp/student_voice/meichi_narasaki/
学業不振による悩みがある方におすすめ
クラーク記念国際高等学校
クラーク記念国際高等学校では、クラーク独自の画期的な「家庭学習用ウェブ学習システム」を導入しています。義務教育分野の手書き入力自動採点の教材で、手書きでのアウトプットにより、学習の内容の基礎学力の定着を行います。入力したものは自動認識され即時採点。すぐに結果が分かるので、誤解答部分もすぐに修正し、正しい解答を確認することができます。

https://www.clark.ed.jp/
クラーク記念国際高等学校の特徴
学校の特徴 | クラーク博士の精神を教育理念とした教育機関であり、難関大学合格へ向けた質の高い授業を提供している通信制の高等学校。クラークは広域通信制高等学校でありながら、「全日型教育」を導入していることでも有名です。もちろん、通学スタイルは自由に選択できるので、自分のペースに合わせて学習を進めることができますよ。キャンパスによって対応しているコースはさまざまなので、いくつかのキャンパスを見比べてみるのもおすすめ。進路対策が充実しているので、自分のペースで大学進学を目指すことができます。 |
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クラーク記念国際高等学校の口コミ・評判
クラーク記念国際高等学校は夢をもって自らアクションすることの大切さを教えてくれる学校です。私もこの学校に入るまでは中学もほとんど通っていなかったこともあって大学進学を諦めていたのですが、クラーク記念国際高等学校に通ううちに自分でも出来るんじゃないかと思えるようになりました。何かに努力するということの楽しさを知ることが出来たのもこの学校のおかげです。
引用元:みんなの通信制高校プラザ(http://www.tsuushinsei-plaza.com/school/vote_list.php?comSearch2=clark&rc_total=21&rc_start=10&rc_limit=5)
クラーク記念国際高等学校では通信制高校には珍しく、担任の先生が生徒一人にちゃんとついてくれます。なので、勉強のことでちょっとした疑問とか悩みがあるとすぐに相談が出来て助かりました。勉強面だけじゃなくて個人的なことでも優しく相談にのってくれました。
引用元:みんなの通信制高校プラザ(http://www.tsuushinsei-plaza.com/school/vote_list.php?comSearch2=clark&rc_total=21&rc_start=10&rc_limit=5)
クラーク記念国際高等学校はその名の通り大志を抱くことの大切さを教えてくれました。この学校に入るまで自分が大学に行くことができるなんて夢にも思いませんでした。けれど、先生方みんながサポートしてくれて夢は努力すれば叶うと初めて体験することができました。この経験はきっとわたしの自信となってわたしのことを支え続けてくれると思います。
引用元:みんなの通信制高校プラザ(http://www.tsuushinsei-plaza.com/school/vote_list.php?comSearch2=clark&rc_total=21&rc_start=15&rc_limit=5)
部活動に馴染めないことでの悩みがある方におすすめ
あずさ第一高等学校
あずさ第一高等学校では、マンガ研究部・コスプレ部・イラスト部・競技カルタ部・家庭科部・イラスト部・写真部・声優部・軽音楽部など、インドアな部活動が10つ以上と豊富にあります。やりたいことや興味のあることから、仲間を見つけられるので、部活動に馴染めないことでの悩みがある方にはおすすめです。

http://www.azusa1.ed.jp/
あずさ第一高等学校の特徴
学校の特徴 | 大学進学はもちろん、「好きなコト」「興味あるコト」を伸ばせる環境が整えられているあずさ第一高等学校。普通授業に加え、多彩なオリジナルコースを用意しており、充実したスクールライフを過ごすことができます。また、スクールカウンセラーやクラス担任の設置など、生徒ひとりひとりの学びをサポートする環境が整えられているのもポイント。進路相談はもちろん、友達や家族のことなど、さまざまな悩みに寄り添い、解決策を一緒に考えてくれます。 |
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あずさ第一高等学校の口コミ・評判
入学してからは、友達もでき、当初不安だった勉強面の不安や登校していけるのか等不安な部分も多かったですが、その都度カウンセラーの先生や仲の良い先生が親身に話しを聞いてくださったこともあり、自分でも驚くほど楽しく学校生活を送ることができました。>>公式サイトで続きを見る
引用元:あずさ第一高等学校公式(https://www.azusa1.ed.jp/school-life/interview/interview_page/32454)
中学時代、私は学校生活が上手くいかず不登校でした。人が怖くて、学校だけでなく、少し外に出かけるだけでも不安や緊張を感じてしまい、家に引き籠る生活を続けていました。高校に進学する気は全く無く、外に出て生活することが不安で堪りませんでした。しかし、当時の担任の先生や両親から「せめて高校は出たほうがいい」と進学を強く勧められ、自分でも通えそうな通信制の高校を探しました。そして、複数の登校スタイルから自分に合ったコースを選ぶことができる、あずさ第一高等学校が良いのではないかと思い、入学を決めました。
引用元:あずさ第一高等学校公式(https://www.azusa1.ed.jp/school-life/interview/interview_page/17267)
いざ入学してみると、先生と生徒の距離感が近くて親しみやすい雰囲気で、不安だった友人関係も気の合う友達ができたお陰で、すんなりと学校に慣れていきました。今でもこの学校を選んで良かったと本当に感じています。>>公式サイトで続きを見る
僕は兄があずさに通っていて、学校のことをよく聞いていたので、あずさ第一高等学校に入学しました。1年次生のときは3日制+1に所属していて、スペシャル授業などをとおして交流がうまれ、友人をたくさんつくることができました。先生方も親しみやすく、時には厳しく、時には友達のように接してくださいました。学校行事は文化祭や校外学習など、ほとんどの行事に参加をしました。文化祭は初めて自分たちが主体となって行う行事だったので、とても印象に残っています。友人の新たな一面がみれたり、上級生とも交流ができ、とても楽しかったです。>>公式サイトで続きを見る
引用元:あずさ第一高等学校公式(https://www.azusa1.ed.jp/school-life/interview/interview_page/32745)
「不登校」はなぜ生まれる?学生たちが抱える悩みや不安とは
「不登校」とは、一般的に小学校~高校に所属する学生が、何らかの悩みや不安を理由に通学できなくなる、あるいはしなくなることを言います。事情は人それぞれですが、以下のような例が代表的とされています。
学校生活に起因する不登校
友人関係、あるいは教師との関係についての悩み
学業不振による悩み
部活動に馴染めないことでの悩み
校則や校風など、学校との相性の悪さ(特に転校生、編入性に起こりやすい)家庭生活に起因する不登校
両親の離婚や再婚など、家庭環境の急激な変化
親子や兄弟間での不和
家庭内暴力や虐待など、親子関係をめぐる問題本人の状態に起因する不登校
病気や事故など、長期の入院による欠席
(長く休むことで学校に馴染めるか不安が募っていき、行きにくくなるパターン)
学習障害や発達障害
その他、精神的な疾患など
不登校といえばいじめが関わっているというイメージをお持ちの方もいるでしょうが、上記を見れば分かるように必ずしもそうではありません。様々な悪環境やトラブルが重なって、徐々に学校に行きづらくなるというケースも多いのです。
結果的に今までどおり高校に通えないという結論が出てしまった場合、解決策のひとつとして知られているのが「通信制高校への転校」。しかし、通信制高校とは一体どのような場所で、どういったメリットが存在するのでしょうか?
通信制高校は、毎日通学しなくても高卒資格がもらえるのが特徴!
通信制高校の大きな特徴は「学校それぞれに定められた日数通学すれば、あとは自宅で学習できる」というところ。全日制(朝~夕方まで)や定時制(夜間の学習も選択できる)に比べ、他の生徒との関わりは格段に少ないと言えるでしょう。
必要な単位をマイペースに取得できるという意味では、やや大学に近い感覚かもしれません。ただし、その分スケジュールの組み立て方によっては3年以上かかることもあるので、注意が必要です。
単位は「スクーリング(登校日)」以外、基本的には決まったレポート(宿題)を提出する形で取得できるようになっています。スクーリングは、言わば授業というより面談指導のようなものなのですね。
通信制高校は、不登校に至ってしまった学生の悩みをどう解消してくれる?
前述した通り、通信制高校は全日制高校や定時制高校に比べて自由度が高く、自分のペースで勉強しやすいのが大きなメリットです。しかし、他にも一般的な高校と比べると様々な違いがあります。
対人関係のストレスが非常に少ない
全日制高校や定時制高校の場合、なぜ人間関係のトラブルが生じやすいのか?というと、やはり「毎日顔を合わせ、長い時間一緒に行動するから」だと言えます。
家族ですら24時間一緒にいればストレスを感じる人もいるように、人間が他者から受けるストレスは思った以上に甚大なのです。
また、特に全日制だと課外活動や部活動、修学旅行、グループ学習など集団で過ごすイベントが多いので(それもコミュニケーション能力の訓練としては重要なのですが)友人がいなくても大丈夫だと1人でいると、いざという時辛い思いをしてしまうことも。
しかし、通信制高校ならスクーリングや年に1度の合宿など、学校ごとが定めた登校日の他にはあまり他者と接する機会がありませんから、人間関係の事情で不登校になった人も不和が起こったり孤独を感じたりする確率は低くなるでしょう。
同世代の学生ばかりではない、というのも理由のひとつかもしれません。通信制高校には様々な事情の人たちが通っていて、中には社会人の方もいます。登校日に勇気を出して話しかけてみると、思わぬ世界が広がる可能性もありますよ。
入試が比較的簡単
特に全日制の場合、入試難易度は学校によってかなり差があります。試験で一定以上の点数を取得しなければ入学できないため、合格発表の前にハラハラした人も多いでしょう。
しかし、通信制であれば基本的には作文や面接の内容で合否を判定されることがほとんどです。学校によっては3教科程度の試験が行われることもありますが、合格率は高めと言えます。
そのため、学力不振で不登校に陥った方であっても高校生活をやり直しやすい、というのもメリットのひとつ。そのかわり入学後の学習は独学によるところが大きいので、レベルの高い大学に進学したい方は努力が必要です。
自由時間が多く、アルバイトも可能
通信制高校は拘束時間が短いので、課題を早く終わらせることができれば本人次第でかなりの自由時間が生まれます。それゆえに社会人として働きながら学習している人も多く、趣味や芸術活動などに励むことも可能です。
また、家庭の事情で出来る限り家計を助けたい、あるいはお金を貯めておきたい、やりたいことがたくさんあるから稼ぎたいなどの理由がある方は「アルバイト」をする時間も全日制よりは格段にあると言えるでしょう。
学費が比較的安い
通信制高校は、全日制高校や定時制高校よりも比較的学費が安いことで知られています。これは教師が対面で教える時間が少ないことや、課外学習の機会があまりないことなどが理由として考えられるのではないでしょうか。
そのため、金銭的な事情で不登校になってしまった、という人でも通学しやすいと言われています。働きながら(学費を稼ぎながら)通える、というのも、経済的には大きなメリットですね。
学校によっては、資格取得にも積極的
通信制高校は全日制に比べて気が楽な分、大学生や社会人に向けてスキルアップするための資格は取れないのではないか?と考える人もいるでしょう。しかし、実は学校によっては資格取得やインターンシップに積極的な場合もあります。
例えば英語検定や漢字検定など大学へ進学しても役立ちそうなものから、美容師やプログラマー、簿記、情報処理などのビジネス系といった就職に有利になりそうなものまであるようなので、学校を吟味する際にはぜひ確認してみると良いでしょう。
また、特色として動物とのふれあい学習や遠足、合宿など校外での体験学習に積極的な学校も。元々人付き合いが苦手ではなく、むしろ通信制でも可能な限り友人を作りたいというタイプの方はそういったところを選ぶのもおすすめです。
自力学習に自信がない人のための「サポート校」も存在
通信制高校には、上記のように数多くのメリットが存在します。しかし、その一方で教師側、学校側からの強制力が少ない分「意欲が湧きにくい人にとっては卒業が難しい」という側面も。
卒業までの年数は目安として3~5年程度と言われていますが、中には10年ほどかかる方もいるそうなので、レポートや課題の提出を定期的に行うことにストレスを感じやすい場合は出来る限りスクーリング回数が多い学校を選ぶのが良いかもしれません。
ただし、費用面での問題がなければ、そういった方に向けた「サポート校」を頼るという手もあります。これは通信制高校に行っている人はもちろん、何らかの事情で不登校になってしまった方に対して補助的な学習をしてくれるというもの。
スクーリングだけでは理解できなかった部分や、先生に質問し忘れた部分などに対する悩みを解消しやすいため、出来る限り好成績で卒業したい方にとっても有意義なはず。
通常の塾と違うのは、学習計画を立てたり精神的なケアをしたり、といった学習以外の面も請け負っているところ。完全なる独学では卒業しにくいとされている通信制だからこそ、ニーズに合わせた学習機関も活躍しているのですね。