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高卒と高認の違い

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一般的に高認と呼ばれる「高等学校卒業程度認定試験」は、高等学校を卒業できなかった方たちの学習成果を適切に評価するものです。試験に合格すると高等学校を卒業したものと同等以上の学力があることが認められ、大学・短大・専門学校の受験資格が得られます。

こちらでは通常の高卒資格と高認の違いについてご紹介していきましょう。

高卒資格と高認って何が違う?

高卒資格は全日制・定時制・通信制のいずれかの高等学校を卒業すると与えられます。高等学校の卒業には、次の3つの条件が設けられており、この点が高認とは違ったポイントとなるでしょう。

そのため出席日数が不足したり定期テストの点数が悪くて単位を落としたりしてしまうと、卒業が認められません。

一方で高認は16歳以上の高卒資格を無い人を対象にしており、合格すると資格が与えられます。しかし、高認を取得しても効力を発揮するのは18歳以上になってから。

認定を受けた年齢によっては認定資格を活かせないという点に注意が必要ですね。

文部科学省:高等学校制度の概要(PDF)

高認の最終学歴はなに?

高認はあくまで「高等学校卒業と同等以上の学力を持っている」ことを認定するもので、「高校卒業」の資格を得ることはできません。

大学や専門学校に入学して以降、もし仮に退学することになれば、最終学歴は中学卒業になってしまうのです。

履歴書の学歴欄には「高等学校卒業程度認定試験合格」と書くことができ、検定試験や就職試験の条件に明記されるようになりました。

しかし、「高等学校卒業」という最終学歴を更新したいと考えているかたには、全日制や定時制・通信制などの高校を卒業する必要があります。

どちらが自分に有利か考える

高卒資格を得るためには3年間は学校に在籍しておく必要があります。ですが、社会性を培ったり学校内における社会性やイベントに参加したりすることで勉強以外にも多くを知ることができるでしょう。

高認の場合は全日制や定時制のように明確な必要期間は設けられていません。試験に合格するすることで、大学や短大を受験するための勉強時間を確保しやすくなります。

高認は、「働きながら進学を目指せる」という点で、時間的な制約を受けないメリットが大きいですね。

より確実に高校卒業資格を得られる方法か、進学までを前提に高認を受けるか、どちらが自身の環境に適しているのかしっかりと検討したうえで、次のステップを目指しましょう。

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